マルセル・プルーストが残したこんな言葉があります。
「本当の旅の発見とは、新しい風景を見ることではなく、新しい目を持つことにある。」

例えば旅においても、旅行代金の安さばかりフォーカスされたり、表面的な旅行に終始するのではなく、タイランド・コンシェルジュでは異文化に触れるときの発見や気付きの中から新しい価値観に出会ったり、逆にどこかに置き忘れてしまった大事なものを取り戻したりできる旅づくりができればと考えています。

観光立国のタイでは、コロナ禍で収入の大黒柱である観光を失い、経済は日本以上に疲弊してしまいました。ところが皮肉なことに、プーケット等のビーチリゾートではゴミが無くなって美しい海と砂浜が蘇り、ウミガメが産卵に戻ってきたそうです。

タイと日本にとっての旅とは何か、交流とは何か、自然環境や伝統、地域コミュニティを守るために旅はどうあるべきか、また旅だけでなく交流、生活、学びにも視点を広げながら、こんな機会だからこそ一緒に考えていきたいと思い、この小さなコンシェルジュを立ち上げました。